トップメッセージ

MESSAGE FROM THE PRESIDENT

各種メーカー様および、株主・投資家のみなさまには、平素より格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。我社は1984年創業の日本で最初のマニュアル専門会社を前身としています。マニュアルを作成するだけの単なる制作会社とは異なり、マニュアルの品質改善、制作コストの大幅ダウン、お客様先の体制改革をも視座に置いた提案型の問題解決企業です。大手メーカー様の技術マニュアルを中心にした各種ソリューションの提供は、これまで30年間に及び厚い信頼と実績とを勝ち得てきました。

あまり周知されてはいませんが、マニュアル関連の市場というのは実に大きな市場です。製品を作り続けない限り、メーカーの存続はありません。その製品には必ずマニュアルが添付されます。とある試算によれば、その市場規模は国内上場メーカー様に限っても約7兆円に及びます。近年の新機種投入サイクルの短期間化、性能・機能の高度化に伴う情報量の増大は、マニュアルの種類や冊数を膨らませ続けています。さらに、製品市場のグローバル化は、海外向けのマニュアルのニーズを年々拡大させています。製品によっては、英語のみならず欧州・中東・アジア各言語など30種~50種のマニュアルが必要となることもあります。

こうしたマニュアル市場規模の拡大の中、ほとんどのメーカー様がマニュアル制作の効率化、品質の向上、コストの削減について頭を痛めています。残念なことながら、品質を度外視し、マニュアルらしきものを添付しておけばいいという苦し紛れの対応を採られているメーカー様も数多くあります。ユーザーの安全と利便とを軽視し、サポート費用の増大を招き、あまつさえ訴訟による莫大な賠償のリスクをも放置している、マニュアルを巡る状況は混乱を極めているのです。

マニュアルに関する問題は、単にマニュアルの制作・翻訳をアウトソースすればいいという単純な話ではありません。製品の企画・開発段階からマニュアルの企画・制作計画もきちんと立て、マニュアルを組み立てている情報とデータをモジュール化し、再利用可能な状態で管理し、製品仕様の変更にも迅速に対応できるスケジュール管理・リソース管理を徹底していくことなどが必要になります。言うのは簡単なことですが、実行するとなると非常に大変なことです。

我社では、こうしたマニュアル制作に関わる困難を解消すべく、この度、マニュアル制作に特化した「Grace Cloud」を立ち上げました。「e-manual」として従来から提供してきた、制作支援システム、オンデマンド印刷・配送システムを中核としつつ、我々が培ってきたナレッジとノウハウとをどなたにでも簡単にご利用いただけるよう用意した各種サービス―製品・設計情報の管理・配信、マニュアルを構成する情報・データの管理・再利用可能化、スケジュール管理・リソース管理・変更管理などのプロジェクト管理機能、ワークフロー管理、パーツ等のカタログ情報と結びついた受発注・配送システムを順次提供していきます。

日本のマニュアル環境を劇的に革新する決め手となるマニュアル制作基盤、それが「Grace Cloud」なのです。各種メーカー様および、株主・投資家のみなさまには、今後のグレイステクノロジーにどうぞご期待いただき、一層のご支援を賜りますようお願い申し上げます。