技術翻訳は、グレイステクノロジーの最も重要なサービスであり、原点です。当社の技術翻訳に、抜け・誤訳・誤字・脱字はありません。また、用語・表記・表現の不統一もありません。緻密で厳格なルールに則ったワークフローにより、他社の追従を許さない品質の高さを実現しています。
品質や工程管理の向上のため、翻訳部門、マニュアル管理部門、保守サービス・サポート部門はもちろんのこと、コスト面の改善のために経営管理部門や財務会計部門、製品の販売促進に関わる部分で広報宣伝部門や営業部門の方など、あらゆるセクションの担当者様とお会いし、現状抱えていらっしゃる悩み・不安・不満をさまざまな角度と視点からヒアリングします。
お客様からお預かりしたマニュアルには、抜け・誤訳・誤脱字が大量に存在します。当社でその内容をチェックすると、たいてい校正指示で真っ赤になります。修正内容は、まとめてお客様にレポートします。問題点を挙げるだけでもA3用紙で100枚以上になることがほとんどです。
個々の問題・課題に対して、その解決策・改善策を具体的な制作サンプルなどの形でご提示します。
お見積り段階から翻訳データの整理や問題点の把握をするための作業を実施するため、納期が遅れたり、お見積り内容が大幅に変更することは発生しません。事前にお預かりした資料の不明点や問題点を明らかにし、お見積りとともに、作業条件を明確に記載した「受注内容確認書」をご提出します。実際の翻訳作業では、全ての原稿に対して、詳細な「翻訳指示書」を作成します。
翻訳対象物の仕様について、各種資料の確認やヒアリングなどを通じて理解し、翻訳作業に必要な情報を整理していきます。
校正の赤字をなくすため、翻訳のための「対訳の用語集」と「形を決めるスタイルガイド」を、お客様ごと、あるいは商品ラインごとに作成します。用語集とスタイルガイドの作成で担当者様による面倒な「赤入れ作業」は、ほぼなくなります。私たちは、「用語集」「スタイルガイド」によって決められた内容を順守し、作業を行います。
その「確かさの証」として、当社の「業務フロー」「業務マニュアル」「業務帳票」を公開しています。当社で取得している「ISO9001」で要求されている「各種規定」「品質マニュアル」に沿って構築した、独自の管理スタイルを具現化したものとなりますので、ご確認いただければ幸いです。
日本ユニシス様 | 約50,000語 |
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日本IBM様 | 約15,000語(以前の用語とあわせて約50,000語) |
日本オラクル様 | 約50,000語 |
日本サン・マイクロシステムズ様 | 約50,000語 |
SAPジャパン様 | 約65,000語 |
「主要と思われる専門用語」だけを抜き出して作った用語集では、項目の不足や内容の精査が不十分で、結局のところ使いものになりません。以下の流れで用語集の作成を行い、一度用語を決めたら、ある一定期間(1年など)は変更しないで使用することが鉄則となります。
スタイルは一見、些細なことに思えるかもしれませんが、意外と読み手にとっての読みやすさに直結する部分です。統一感がないと読みづらく、ときには誤解釈すら与えてしまいます。ただし、スタイルは、事前にルールを決め、関係者間でしっかりと共有し、それを守り抜く体制さえあれば簡単に解決します。
私たちは、精鋭部隊である翻訳のスペシャリストと、徹底したチェックシステムで、翻訳の品質をほぼ「完璧」と呼べる領域まで高めています。翻訳スタッフは厳しく選別され数々の「狭き門」と面談をクリアした、技術とこころ構えの両面を持ち合わせたまさに精鋭集団です。
契約スタッフによって翻訳された原稿は、まず発注時の「指示」「注意」などの項目に則った「受入検査」という工程を通過します。その後、本格的な翻訳チェックとなります。当社の翻訳チェックは、「業務の工程」や「項目」「判断基準」を細分化し、定義しています。
翻訳支援ツールは、魔法のツールではありません。ただ作れば品質が上がったりコストが下がったりするものではなく、正しく使用し管理しなければ、ゴミ同然で、使用と管理方法を誤れば、コスト増大や品質低下を招きます。明確なルールを決め、決めたルールを守って作業し、抜け・誤訳・誤脱字・用語/表記不統一のない翻訳内容をデータベース化し、適切に再利用していくことこそが、真のコスト削減、品質改善につながります。
ISO9001とは、製品やサービスの品質保証を通じて組織の顧客や市場のニーズに応えるために活用できる品質マネジメントシステムの国際規格です。当社では、以下の工程を管理することで、属人的な手法を排除して高い品質を実現しています。
検査記録表サンプル
進行管理表サンプル
Excelなどのリストで訳していては、正しい翻訳はできません。当社では、画面・UI・メッセージについてはソースプログラムから翻訳を行います。実機環境ごとお借りすることで、画面の枠に収まるか収まらないかのチェックもできます。また、自分たちで訳して確認した画面・UI・メッセージと、ヘルプやマニュアルとの完全な整合性が実現します。マニュアルのライティングや翻訳、及びUI・メッセージなどのローカライズは専門家に一任し、その浮いた時間で、技術開発者は技術開発に専念すべきです。
よく練られたUIはエンドユーザーのUX(ユーザー体験)を向上し、製品満足度に直結します。そのため、製品を構成する重要な要素として注目が集まっています。 当社では、製品に搭載されているソフトウェアのUIについて改善提案します。まず、現状のデザインを評価し、ソースコードを読み、 UIデザインの改善案をご提示します。あわせて、豊富なマニュアル制作で培われた「プロの言葉選び」を基に、UI文言の改善案をご提示します。 これらを製品の開発段階、いわゆるβ版の段階から、お客様と二人三脚で進めさせていただきます。
グレイステクノロジーは、一度発注を受けたお客様に対しては、その工程を学習し、お客様のマニュアル担当部署になりきって、制作のお手伝いをさせていただきます。 ライターや翻訳者を、当社からお客様へ直接派遣させていただく「長期派遣」のサービスも行っております。長期のご契約をいただいたお客様には、具体的な仕事の有る無しに関わらず、スタッフを常時派遣し、仕事に備えます。 ご希望があれば、スタッフを指定していただくことも可能です。
操作マニュアル/プログラミングマニュアル/リファレンスマニュアル/言語解説マニュアル/インストールマニュアル/ヘルプ・メッセージ/チュートリアル/導入装置マニュアル/サービスマニュアル/パーツカタログ
各種大型コンピュータ、医療機器、工作・製造機器、測定・検査機器、各種車両、各種航空機、半導体製造装置、各種通信機器 など
各種グループウェア、各種ミドルウェア、各種管理ソフトウェア、各種アプリケーションソフトウェア、各種情報セキュリティ関連ソフトウェア、金融系管理システム、通信系管理システム、各種ERP、各種経営管理システム など
各言語別のネイティブチェック/ソースプログラムからのローカライズ/各種翻訳支援ツール/各言語OS対応DTP/各種技術チェック/各種環境テスト/各言語による現地との打ち合わせ
手間のかかる業者は本当に困りものです。費用と時間をかけて外部に依頼しているのに、手間までかかるのはおかしいことです。当社は他社にない、体制や仕組みを持っております。お客様の校正や確認などの「手間」を除くことが当社の本来のビジネスです。
当社は翻訳の工程を177工程に細分化いたしました。これは他社では絶対に有り得ない体制です。177工程を複数のコーディネーターがそれぞれの役割に応じて担当します。この工程を経て仕上げられた翻訳物は、抜け、誤訳、誤字、脱字などはございません。また、用語、表記、表現の不統一もございません。それぞれのお客様専用の用語集、スタイルガイドも作成いたします。当社はこのような作業を忠実に実施する「体制」を持っています。安心してお任せくだされば、「手間」のかかる校正や指示が不要な翻訳物をご納品いたします。
「グレイステクノロジーの業務マニュアル」(PDF)これもよく聞きます。本当に嘆かわしい限りです。何がこのように言われるのかを、当社ははっきりと分析しています。まず、絶対にあってはならない、抜け、誤訳、誤字、脱字。これは論外です。
用語、表記、表現の不適切さと不統一があります。これも見直せば誰でもわかるはずです。ただ1点最初はわからないものに、お客様の「好み」があります。これは、参考物を見せていただいたり、最初の段階で赤字を入れていただくことで学習してまいります。そして、当社は、お客様の「好み」のレベルをも「用語集」や「スタイルガイド」に落とし込みます。「用語集」と「スタイルガイド」は、翻訳の世界では、当社のオリジナルです。
「グレイステクノロジーの業務マニュアル」(PDF)
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